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聖徳太子が、秦河勝(はたのかわかつ)に命じて、刀田山四天王寺聖霊院という建物を造らせたのが、鶴林寺のはじまりであると伝えられています。
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天永3年(1112年)に鳥羽天皇から勅額をいただき、以来「鶴林寺」と寺号を改めています。 |
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拝観料は500円です。
境内に入って、正面に見えるのが本堂です。
本堂は国宝です。加古川市内最大の建築物です。室町時代(応永4年・1397年)に再建されたそうです。
和様と大陸様式の折衷様式であるとされています。
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鶴林寺 三重塔です。 県指定文化財。 |
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太子堂。国宝。
天永3年(1112年)の建立という、平安後期の建物です。聖徳太子像が安置され太子堂と呼ばれるようになりました。
檜皮葺のきれいにそった屋根です。
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常行堂。国重文。 |
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鐘楼(手前の建物)。国重文。
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宝物館には、重要文化財の「聖観音立像(愛太子観世音)、別名:あいたた観音」が展示されています。
「聖観音立像」は白鳳時代(約1300年前)に造られた青銅に金箔を貼った金銅仏です。
昔、泥棒がこの「聖観音立像」を盗み出し、金を溶かして取ろうとしたが失敗しました。
泥棒が腹を立て観音像を槌でたたいて壊そうとすると『あいたた』という声が聞こえてきました。
びっくりした泥棒は改心して、観音像を寺に返しました。
槌でたたいた腰部が曲がったまま現在に至っている、という言い伝えがあります。 |