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駐車場から道路を渡った正面に、「神魂神社」の古い碑と、鳥居の先が立っています。 |
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その先に、ゆっくりとした勾配の石畳の参道が続いています。 |
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「男坂」という急勾配の石段を登り切ると、目の前に神社の社殿が聳えています。
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神魂神社本殿は、天正11年(1583年)に建てられた現存する最古の大社造りで、昭和27年(1952)3月に国宝に指定されています。 |
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この神社を造ったのはアメノホヒモミコト(天穂日命)とされています。
アマテラスオオミカミの第二子とされるこの神は、この地に天降ると、出雲の守護神としてイザナミノミコトを祀りました。それがこの神魂神社の始まりであるとされています。
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アメノホヒノミコトは出雲大社の最高の神官である「出雲国造」の祖先で、この神官の家系は、出雲国造として25代までこの神魂神社の祭主を勤めていましたが、西65kmの杵築の地に出雲大社が創建されると、祭主として大社に移住しました。
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神魂神社は、由緒ある格式の高い神社であるに係わらず、『出雲風土記』にも『延喜式神名帳』にも神魂神社の記載がありません。
その訳は、隣接する出雲国造家の屋敷跡だという説があります。
出雲国造家とのつながりが深く、神魂神社は私的な斎場だったと推測されています。 |
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貴布禰社と稲荷神社
(国重要文化財)
本殿の向かって左側には貴布禰(きふね)社と稲荷神社があります。
桃山時代の建築様式である2間社流れ造りで、国の重要文化財に指定されています。
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