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私は、妙心寺へ初めて来ました。 |
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妙心寺は、塔頭もたくさんあり、大きな伽藍を持つ大寺です。
妙心寺の開基は、花園法皇です。 もとの花園天皇ですが、南北朝で無理に色分けすると、北朝系です。 後醍醐天皇の前の天皇でした。
妙心寺は、花園法皇が自らの離宮を改めて禅寺とし、関山慧玄・かんざんえげん(無相大師・むそうだいし)を開山(初代住持)に迎えたことに始まります。
妙心寺は、花園法皇の菩提寺となり栄えたのですが、足利義満による寺領没収(応永の乱の影響)、応仁の乱により大打撃を受けました。
その後、足利幕府の管領・細川家ほかの大名、徳川家の支援を受け、寺は復興してきました。 |
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■ 妙心寺 退蔵院
庭園が見たかったので、塔頭の退蔵院を訪れました。 |
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退蔵院は、室町時代に興り、約600年の歴史があります。 |
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方丈へ行く途中の路地に、テッセンの花が咲いていました。 きれいで涼しげでした。 |
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退蔵院には、狩野元信作庭の枯山水庭園。 通称「元信の庭」があります。
枯山水庭園の見本みたいな庭園なんでしょうね。
枯滝・蓬莱山・亀島と石橋など多数の庭石が、それほど広くない広くない空間に組まれています。 |
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建物内に、初期水墨画の代表作、如拙の国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」のレプリカが屋内に展示されていました。
瓢箪でなまずを捕まえようとする絵ですね。
鮎は、なまずだそうです。
妙心寺展では、本物が展示されていました。
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余香苑(よこうえん)
昭和38年から3年の月日を費やし、造園家の中根金作が作庭した昭和を代表する名園です。大刈込みの間から、三段落ちの滝が流れ落ちています。
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こういう塔頭に、小川が流れるような庭園があるとは、意外でした。 流れの水は、どこから引いているのか疑問です。
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