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1348年(貞和4年)、東北地方初の曹洞宗寺院として、無底良韶(むていりょうしょう)が正法寺を開き、東北地方における曹洞宗の拠点となりました。 |
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本堂 (国重要文化財)
仙台藩による造営で、江戸時代後期に再建されたものです。 |
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入母屋造、茅葺き。正面30m、側面21mの大規模な建築です。
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本堂の茅葺屋根は、高さ約26m、面積は720坪と日本一の茅葺屋根を誇っています。
とてつもなく大きくて、立派な茅葺屋根です。 |
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山門入り口に、杉の木がニョッキと林立しています。 |
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■ 黒石寺((こくせきじ)) 黒石寺は、岩手県奥州市水沢区黒石町にある天台宗の寺院です。
山号は妙見山。 |
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729年(天平元)行基菩薩の開基と伝える古刹です。
807年(大同2)に慈覚大師(円仁)が中興して現在の寺号となりました。
盛時には48の伽藍があったと伝えられます。 |
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本尊の木造薬師如来像は胎内に貞観4年(862)の銘があり、国の重要文化財に指定されています。 |
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本堂には誰もないくて、残念ながら、仏様の拝観はできませんでした。 |
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蘇民祭(旧暦1月7〜8日)は勇壮な祭りとして有名です。 |
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■ 斎藤實記念館
齋藤實(さいとう まこと・1858年〜1936年)は現在の奥州市水沢区)出生で、日本の海軍軍人であり政治家です。第30代内閣総理大臣(在任1932年
- 1934年)になっています。
昭和11年(1936年)2月26日 、 二・二六事件により、青年将校に暗殺されました。享年77際。 |
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生誕地に本人が建てた住居が保存、公開されています。
その隣に、齋藤實記念館があります。
閉館時間ぎりぎりに入館することができ、急ぎ足で見学しました。
齋藤實は、当時のファシズムや軍国主義の犠牲になったのしょう。 |

齋藤實 胸像 |

春子夫人 胸像 |
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■ 高野長英生誕の地
齋藤實記念館からほど近くに、高野長英生誕の地があります。
公園のようになっており、記念碑が立っています。 高野 長英(1804年〜1850年)は、江戸時代後期の医者・蘭学者です。 |
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高野長英は、1804(文化元)年奥州市水沢区で生まれ、17歳で江戸に出、吉田長淑の門に入り、長英の名を与えられ、のち長崎にむかいシーボルトの鳴滝塾で蘭学を学びました。
シーボルト事件では、多くの門下が処罰されたなかで、長英は旅にでていて難を逃れます。 |
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蛮社の獄で、長英はその著書「夢物語」で幕政を批判したとの理由で永牢の身となりました。 |