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鰐淵寺は、島根県出雲市にある天台宗の寺院です。山号は浮浪山。
開山は智春上人、本尊は千手観世音菩薩と薬師如来の二体。 |
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鰐淵寺は、伝承では推古天皇2年(594年)、信濃の智春上人が当地の浮浪の滝に祈って推古天皇の眼疾が平癒したことから、同天皇の勅願寺として建立されたという。
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寺号の鰐淵寺は、智春上人が浮浪の滝のほとりで修行を行っている際に誤って滝壺に落とした仏器を、鰐がその鰓(えら)に引っ掛けて奉げたとの言い伝えから生じた。ここで言う「鰐」はワニザメを指すといわれる。 |
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平安時代以降、鰐淵寺は比叡山延暦寺との関係を深め、特に横川(よかわ)の無動寺と関係が深かったそうです。
伝承では円仁(慈覚大師)が出雲地方を訪れた際に、鰐淵寺は天台宗に転じたという。 |
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鰐淵寺の本堂には、長い階段を登っていきます。 |
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鰐淵寺は、弁慶が修行したところとも言われていて、毎年10月には弁慶祭りが行われています。
境内は紅葉がすばらしく、10月下旬から11月いっぱい開催される紅葉祭りは大勢の人でにぎわいます。 |
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鰐淵寺とは山をへだてて南西側に位置する出雲大社との関係も深まった。稲佐浜を極楽浄土の入り口とみなす信仰が発生し、これが出雲大社の発展と重なり、古代秩序の崩壊と中世への移行も相まって、神仏習合の形を取った両者の密接な関係が発展し、後に出雲大社の別当寺を務めるまでにその関係は深まった。
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弁慶に関する伝承
弁慶は仁平元年(1151年)松江に生まれ、18歳から3年間鰐淵寺にて修行したとされる。その後、姫路書写山、比叡山と移り、更に源義経の家来となったそうです。
弁慶が大山寺から一夜で釣鐘を運んだとの伝説は広く世に知られ、その際に持ち帰ったとされる寿永2年の銘のある銅鐘は国の重要文化財に指定されている。 |
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このもみじの木だけ、紅葉が始まっていました。
まだ、紅葉にはちょっと早かったです。
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