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仁王門に近づくと、妙宣寺五重塔の秀麗な姿が見えてきます。 |
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仁王門 |
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妙宣寺五重塔
日光東照宮の五重塔を模した高さの五重塔です。 |
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五重塔は、文政10(1827)年、佐渡相川の棟梁茂三右衛門父子によって建立されたもので、24.11m、初重の総間3.49mの小型の塔です。
組物に和様と禅宗様の肘木を混用し、心柱は杉の一本造りです。 |
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山門 |
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山門脇に、日野資朝の墓があります。
日野資朝の墓
日野資朝は、正中の変(1324)で、その責任を一心に背負って佐渡へ配流されました。佐渡の本間氏に預けられ、幽閉7年後、後醍醐天皇が元弘の変を起こしたことにより、斬罪となりました。 |
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番神堂 |
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広い境内は、芝生に覆われ、よく手入れされています。
大きな楠木があり、新緑の香りが漂っています。 |
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本堂前に池があり、あやめがきれいに咲いていました。 |
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本堂は、文久3(1863)年再建の、十二間(22m)四面の大堂で、佐渡島島内で最大だそうです。
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資朝の子の阿新丸が13歳で佐渡に渡り、父の仇の本間三郎を討ち取った話は「太平記」で有名です。
本間館跡が妙宣寺(真野町)付近で、追ってをのがれた時に隠れたと伝えられる阿若丸の隠れ松がいまも残っています。 |